歯を失う要因は虫歯ではなく歯周病が原因

診療室

日本歯科医師会では80歳で20本の歯を残そうという、8020(はちまるにいまる)運動を推進しています。大船の歯科医院でも歯周病治療に力を入れているクリニックが多く、歯周病の怖さや予防の大切さを患者さんに伝えています。歯を失う原因は虫歯によるものと考えている人は意外と多いのですが、実は虫歯だけで歯を抜くことはあまりありません。抜歯の対象となるのはそのほとんどが歯周病が進行したことによるもので、P4まで進行した歯はもはやぐらぐらの状態です。歯槽骨に植わっている根っこはなくなり、いわば歯茎にぶら下がっているといっても過言ではありません。噛むたびに動揺して痛みもあるため、食事が大変困難な状態になります。歯周病は歯茎が赤く炎症を起こす歯肉炎から、抜かなくてはいけないほど進行した歯槽膿漏までを含めた総称です。歯肉炎がひどくなると歯周病へと移行し、歯周病もP1~P4まで進行度合いが分かれてきます。そして、本人が気づかないうちに症状が進んで行くのも歯周病の特徴です。歯周病は歯を支える歯槽骨が溶けてなくなっていく病気で、一度溶けてしまった骨は元に戻ることはありません。そのため早い段階で歯周病の進行を食い止め、歯槽骨の減りを防止することがとても重要です。そうしないと骨がどんどん痩せていき、次々と歯を失ってしまうことにもなりかねません。歯周病は虫歯以上に歯を失うリスクの高い病気なのです。

歯周病認医のいるクリニックを選びましょう

女性

歯周病治療に力を入れている大船の歯科医院では、歯周病認定医がいるところがあります。歯周病認定医とは日本歯周病学会が歯周病に関する知識や臨床経験に対する試験を行い、その試験に合格した歯科医師に対してのみ授与している資格です。2003年6月時点で推定7万人いるとされる歯科医師のうち、歯周病認定医の資格を持つ歯科医師はわずか500人程度しかいません。また一度認定医の資格を取れば一生続くというものではなく、5年ごとの更新が必要となります。しかもその5年の間には数々の学会に出席し、時には自ら学会で発表しなければなりません。こうして日々新しい治療法や治療技術を磨いているのが、歯周病認定医なのです。歯周病は超音波スケーラーやハンドスケーラーで歯石を取るだけでなく、時には外科的な方法で歯茎を開き、スケーラーでは届かない部分についた歯石の除去も行います。歯周病認定医がいるクリニックでは高度な治療を受けることができますので、歯のぐらつきや出血に悩んでいる人は歯周病認定医のいるクリニックを選ぶのがおすすめです。